とてつもない揺れが生じ、新宿にあるわがマンションに帰宅できず。
豊島区のインターネットカフェに一夜避難。JRの稼動まで時間をつぶす。
昨夜、携帯電話がつながりにくい状況の中、モンゴル国と中国内モンゴル自治区の友人、ともにモンゴル人2人から電話が入る。

日本国内よりも他国からの国際電話の方がつながりやすいのかもしれない。モンゴル国の友人はモンゴル国内で放映されているNHKニュースを見て電話してきた。中国内モンゴル自治区の友人は中国国営放送のニュースを見て電話してきたという。

モンゴル国側の友人の方が詳細な情報をもっているようだ。モンゴル国ではNHKがダイレクトで放送されているからだろう。

モンゴルからの電話を受け、16年前の1995年1月17日の阪神・淡路大震災での出来事を思い出した。1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災。関西国際空港に世界からいち早く救援物資を運んでくれた国、それがモンゴル国だった。当時、米国のクリントン大統領が日本に全面支援の声明を出したころ、すでに現場で使用する救援物資がモンゴル国から関西国際空港に届いていたのだ。テレビではクリントン大統領の声明が大きくクローズアップされていたのだが、言葉よりも実際に行動に動いたモンゴル国に私は強烈な記憶をもっている。

モンゴル国の迅速な対応に日本は感謝を忘れてはいけない。
MIATで毛布など、防寒のための救援物資を運んだあと他国からの救援物資運搬の邪魔にならぬよう関西国際空港から、日本から感謝の公式文章を手にする間もなく足早にモンゴル国へ帰国していった。謙虚な、そして親日感あふれる行動に私は感動した。

あれから16年。今回おきた震災で、モンゴル国、中国内モンゴル自治区の2人のモンゴル人からの励ましの肉声は、頻発する余震におののく私に大きな支えとなった。

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