モンゴルの夜が更けて・・・チャリティコンサートの感想
会場に着けばモンゴル語の響きあり。会場のじゅうたんの上をモンゴル民族衣装(デール)を着て遊びまわるフーヘッド(子供)の姿を見れば、そこはモンゴル草原です。
行ってきました「モンゴル民族文化基金」の音楽コンサート。
第一部では日本、そして世界で活躍する馬頭琴演奏者3人が勢ぞろい。ハスロー氏、チ・ブルグッド氏、そしてチ・ボルグ大先生。チャリティーコンサートという設定だからこそ揃うメンバーでしょう。それぞれ個性(クセ)のある演奏スタイルにモンゴルの自由な風を感じたのは私だけでしょうか。
■ハスロー氏の馬頭琴は音の響きを含めハルハ(モンゴル国)製のように見えたのですが、なぜでしょう。
■チ・ブルグッド氏の馬頭琴はノっていました。ギターや太鼓とのコラボレーション。民族楽器の可能性。かの昔、モンゴル民族は北アメリカ大陸にわたりインディアの祖先となったわけで、メキシコが誕生の地となるギターとの相性も良いのだろう…。
■初めて生でみるチ・ボルグ氏。話が面白いらしく会場は爆笑の渦。気さくな笑顔と生命力溢れる演奏ですね。モンゴル語力不足の私は・・・置いてきぼりでしたが。そんな中、チ・ボルグ氏の演奏では馬頭琴の扱い方をなんとかしてカメラに収めようと躍起になっていました。
■セルチマー(サリー)も元気そうでした。ヤンマル ゴイ フン べ(なんて綺麗なんだろう)。会場を動き回り会場の温度をつかみ盛り上げようとする姿はプロ魂。モンゴル国出身のセルチマーは内モンゴルの最大のアイドルです。いつもながらマネージャーの頑張りもすごかった。コンサート終了後あいさつ&写真撮影。ター ナマィグ サンジ バイノー(私を覚えていますか?)との問いかけに「ティーモ」。そんなわけないと思うのですが…ここでもサービス旺盛なプロ魂炸裂です。

コンサート会場の外ではモンゴルで学ぶ学生たちのパネルを見物。このコンサートの収益はすべてモンゴル学生の奨学金となります。今回のコンサート運営、企画、出演者はやはりこのモンゴル民族文化基金の奨学金を受けて日本で勉強に励んだ人が多い。世代間で引き継がれるモンゴルの絆。それがこの「モンゴル民族文化基金」チャリティコンサートの趣旨です。
そんなモンゴル民族同士の絆・連帯感を見るだけで日本人の私は心を打たれます。


コメント

nophoto
Mongol Ohin
2008年11月10日21:20

私も行きましてホームシックで涙が止まりませんでした。
Ta namaig sanaj baina uu? の意味は Have you ever miss me?の意味です。
モンゴル人のあつあつかっぷるが言うとてもあま~い良い言葉です。
モンゴル語がんばってください。応援しています。


nophoto
mongol hun
2008年12月15日23:11

ta namaig sanaj baina uu? は「私を覚えていますか?」と言う意味もありますよ!ちなみに、セルチマーはウランバートル出身です。内モンゴルでも大人気です。

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