ホーミー(モンゴル族とチベット族)
以前、モンゴルのアルタン オラグ(Алтан ураг)についてブログで書いた。日本公演はまだ確定していないようだ。その昔モンゴルでは、チンギスハーンの子孫末裔の人々をアルタンオラグと呼んでおり、彼らはモンゴルの誇りを歌い上げている。モンゴルの伝統的な民族楽器で現代の音楽を演奏し、モンゴル国の文化などを普及することを目的としています。その歌の中で効果的にホーミーが用いられています。ホーミーはラマ教の仏典をよむ時の音階に似ているのだとか・・・モンゴル族とチベット族というのは歴史上とても緊密な関係を保っているようです。
アルタン・オラグ(Алтан ураг)の歌はYouTubeで歌声を聴くことができます…
■クリック⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=SBNqY5pBU-4

モンゴル民族とチベット民族とは、トルコ民族とともに有史以前からの仲で、紀元前後、この高原における覇権を互いに争い、ときには連合し、漢民族から匈奴と呼ばれた。
チベット民族の一派であるタングート人が、ときには西夏国のようなオアシス国家をつくり、シルクロードの商圏を大きくにぎったこともあるのに、その後、民族的活用を失い、こんにち秘境という印象の強い西蔵(チベット)高原に閉じこもってひどく閉鎖的な民族になったのはどういう訳なのだろう。すくなくともラマ教の信仰と無縁ではあるまい。(司馬遼太郎『モンゴル紀行』朝日文庫)


■写真はアルタン・オラグ(Алтан ураг)CDジャケット

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