морьтайхYн(馬乗り人)
2007年6月30日
数日前、久々に会ったモンゴル人女性の通訳と巣鴨のモンゴル料理屋に行く。そこでの会話。
「日本でイイ車に乗った男性に全然魅力感じませんよ」
「きれいな駿馬に乗った男性にしかときめきませんね」
「馬にもハンサムな馬とそうでないものがありますね」
「私がモンゴルで育ったからでしょうね。日本人と感覚が違います。日本人は車を愛していますか?モンゴル人は馬を本当に愛しています」
彼女の話を聞いて馬に乗った酔っ払いの話を思い出した。
морь(モリ:馬)に乗った人間をморьтайхYнという。тайは「〜と(一体)」という意味合いだから「馬と一体になった人」という感覚である。酔っ払ったморьтайがモンゴルの平原を歩いていたとき落馬しморьの下に大の字になった。しかし、морьはхYн(フン:人間)を置いてどこかに行くことはなく、морьはその場にじっとしているという。その内、周囲の人間が酔っ払いに気づき担ぎ上げてморьに乗せてやると、どうもこの馬も心得ているようでスタスタと歩き出したらしい。
また、病気で落馬した主を助けようと、馬が近くのゲルまで行き人を連れてきて命を救ったという話もある。馬は犬並みに嗅覚が優れているらしい。いずれも、モンゴル人がいかに馬を愛する民族か分かる美談。
◆写真はморин хуур(馬頭琴)演奏のシーン
この楽器は700年以上の歴史をもち、西洋に渡ってチェロやバイオリンになったらしい。二本の弦で弾く楽器だがこの弦はやはり馬の毛。
「日本でイイ車に乗った男性に全然魅力感じませんよ」
「きれいな駿馬に乗った男性にしかときめきませんね」
「馬にもハンサムな馬とそうでないものがありますね」
「私がモンゴルで育ったからでしょうね。日本人と感覚が違います。日本人は車を愛していますか?モンゴル人は馬を本当に愛しています」
彼女の話を聞いて馬に乗った酔っ払いの話を思い出した。
морь(モリ:馬)に乗った人間をморьтайхYнという。тайは「〜と(一体)」という意味合いだから「馬と一体になった人」という感覚である。酔っ払ったморьтайがモンゴルの平原を歩いていたとき落馬しморьの下に大の字になった。しかし、морьはхYн(フン:人間)を置いてどこかに行くことはなく、морьはその場にじっとしているという。その内、周囲の人間が酔っ払いに気づき担ぎ上げてморьに乗せてやると、どうもこの馬も心得ているようでスタスタと歩き出したらしい。
また、病気で落馬した主を助けようと、馬が近くのゲルまで行き人を連れてきて命を救ったという話もある。馬は犬並みに嗅覚が優れているらしい。いずれも、モンゴル人がいかに馬を愛する民族か分かる美談。
◆写真はморин хуур(馬頭琴)演奏のシーン
この楽器は700年以上の歴史をもち、西洋に渡ってチェロやバイオリンになったらしい。二本の弦で弾く楽器だがこの弦はやはり馬の毛。
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