Би наадам узмээр байна.（ナーダムを観たい）

Би наадам узмээр байна.（私はナーダムを観たいです：ビー　ナーダム　ウズメール　バイン）
наадам（ナーダム）とは、毎年7月11日・12日の革命の日に盛大に開催されるモンゴル最大の祭典。
モンゴルではナーダム法が存在し、ナーダムで行われるスポーツ（相撲・競馬・弓）に関するルールや運営方法がしっかり制定されている。
ちなみに相撲・競馬は男性のみ、弓は男女で競われる。競馬は日本G1のような短距離ではなく30?程度のロングディスタンスを競う。
長距離走であり、馬の疲労を避けるため12歳位までの体重の軽い男児が旗手となる。30?完走後疲労のため息絶えるморь（馬：モリ）も散見できるほど過酷なレースらしい。有史以来のморь（馬：モリ）と人を結びつける深い「絆」を再発見できるそうだ。

モンゴルでは6月1日は「эх нялхсын баяр：母子の日」（エフ　ニャルフスイン　バヤル）で祝日である。これを過ぎると、モンゴル人は7月11日からのнаадам（ナーダム）に向けて心と体が高揚しはじめるらしい。
直前に白鵬の大相撲優勝があり、この優勝シーンをモンゴル放送で見ているモンゴル人たちは祭典に向け一層高揚感を高めているだろう。ちなみに白鵬の父親はナーダム相撲の準優勝者としてその名を馳せている。

◆写真は相撲をする前の「鷹の舞」のシーン。彼は公務員だそうだ（納得）。
ムエタイでも闘いの前に神にささげるダンスをするが、それと関連があるのだろうか…。
なお、内モンゴルでは「ライオンの舞」とも言われることがあるらしいが、「鷹の舞」と「ライオンの舞」の差については不勉強のため分からず。